理解できないことでも聞いておく
- 橋本塾ブログ
- 2020年10月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月19日
成績アップの秘訣について
数学の問題においてその場では、よく理解出来ていなかったことが、何回か授業をやるうちに自然と出来るようになっている場合があります。
これはスポーツをしていても、よくあることだと思います。
その場では出来なくても、繰り返し行うことで、ある一定の期間を経た後にいつの間にか出来るようになっている。
こういったことが起こるのは神経系の発達に関係しているというのをどこかで読んだことがあります。
脳内には、ニューロンと呼ばれる神経細胞がシナプスを介してつながっていて、電子回路のようなネットワークをつくって情報を伝達しているそうです。
神経系が発達する時に何が起こっているのかというと、シナプスのはたらきを強くしたり弱くしたりする“機能的な変化”と、シナプスの数を増やしたり減らしたりする“構造的な変化”が起きていて、新しい経験や体験などによって脳が活性化され、シナプスの通りが良くなれば伝達物質の放出量が増え、数が増えれば接点が増える分、情報をたくさん伝えられるという効果がみられるとのことでした。
つまり神経系の発達によって情報伝達能力が上がるということです。
橋本塾に計算がとても速い生徒がいます。
その生徒は小学校の時に公文で勉強していたと聞きました。
繰り返し計算を行う訓練をしたことで、計算を行うときに使う脳の神経系が機能的にも構造的にも発達した結果計算をする能力が高くなったと考えられるわけです。
このことを踏まえた上で生徒たちに大事にしてもらいたいのは
「理解できないことでも聞いておく」
ということです。
生徒の中にはわからないことや苦手な分野の説明になると、上の空になったり落書きを始めたりする生徒がいます。
気持ちはわからないでもないですが、これは非常にもったいない行為です。
解らない・理解出来ない・難しいと感じた時こそ
その問題に向かうことでその分野の神経系に働きかけ、発達を促し理解出来る能力を得るチャンスだと思って頑張ってほしいと思います。
そして神経系の発達には
偏りのない食生活
適度な運動
質の良い睡眠
が大きく影響することも併せて知っておいてほしいと思います。
全くわからないことでもとりあえず聞いておく
これが成績アップの秘訣①です。
塾長 橋本
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